勢揃いの踊りは圧巻です。

京都にはたくさんの芸妓さんと舞妓さんがいるのですが、実際には芸妓さんと舞妓さんの違いがわからない人もいるようです。
単純に若い人は舞妓さんなどと思っている人もいるようですが、舞妓さんというのは基本的に修行の身であり、長年、置屋などに身を寄せながら芸妓さんからさまざまな芸を学ぶことになります。
またお客様に対しての接し方などについても徹底して教え込まれるので、決して平坦な道ではなく立派な芸妓さんになるためには、本当に辛い思いをしながら修行に耐えていかなくてはなりません。

どんなときでも自分が舞妓であることを忘れてはならないので私生活でもさまざまな制約があり、徹底して芸妓になるための修行を積んでで行くのですが、このように修行を積んでいる舞妓さんと芸の達人である芸妓さんが総勢で踊りを披露するイベントが行われます。
このようなイベントは年間を通じて3回か4回行われているのですが、本当に沢山の芸妓や舞妓さんの素晴らしい踊りを披露してくれるので、こうしたイベントにはぜひ一度足を運んで欲しいと思います。
舞妓さんの踊りを堪能できるイベントというのは他にはないものですから、とても貴重で価値の高いものといえるでしょう。

茶席も開催される。

上記したように舞妓さんの踊りを堪能できるイベントというのはそれだけでも人気を集めているのですが、中でも鴨川をどりは踊りが始まる前に舞妓さんや芸妓さんによる茶席が開催されるので、身近で美しい姿を見ることができます。
こちらのイベントは国内だけではなく、海外にも広く日にちが経っていて多くの観光客が訪れる事も有名です。
明治5年から始まっていて歴史は非常に古く、素晴らしい踊りを見せてくれます。

またこの他にも京おどりと言うイベントもあり、こちらもやはり、芸妓さんや舞妓さんが踊りを披露してくれるのですが、色とりどりの衣装に身を包み宮川音頭を歌うので観光客も一緒に口ずさむことができるイベントとなっています。
そして都をどりは、若々しい舞妓さんたちが日ごろの練習の成果を披露する場となっていて、何十人もの舞妓さんが同じ衣装に身を包み華麗な舞いを見せてくれます。
さらにとても大きなイベントとして有名なのが北野をどりになっており、明治30年に作られた劇場を使用して太鼓橋の上やステージで舞妓さん、そして芸妓さんが踊りを披露します。
三部構成になっていてたくさんの踊りを見せてくれるため、迫力もあり美しい舞妓さんや芸妓さんに酔いしれることができます。

普段は高いお金を支払ってお座敷に呼ばなければ披露してもらうことができない舞妓さんや芸妓さんの踊りが堪能できるイベントですので前述の通りとても価値感のあるものとなっています。
特に京都では一限さんお断りといった風潮があるため、なかなか芸妓さんや舞妓さんと接する機会がない方は、このようなイベントに足を運んでみてはいかがでしょうか？